電子情報通信学会の学会誌に連載していたやつを本にしたのかと思ったら、全然 違ったみたい。
http://d.hatena.ne.jp/gust_notch/20120413/p3
仕事で英文を書く必要があるのだが,長い間訓練してきても,なかなか納得いく ものはできない.本質的には,日本語,英語の差よりも,自分が主張したいこと を明確にし,相手に適切に伝わるように文章を構成する,ということが大事だ. それがうまくいくと,実は英語でも結構筆が進む.しかし,やはり英語は悩まし い.
今まで,英文を書く際のガイドとして,兵頭申一著「科学英文技法」(東京 大学出版会)やV.ブース著,鈴木圭子著「英語で書く科学論文のポイント英語が 外国語の人へ」(地人書館)を使ってきた.これらの本はもう出版されてかなり の時間が経過しているが,時を経ても参考になることは多い.でも,もう少し参 考になるものが増えればとはずっと思っていた.
最近,次の本が出版されて,その思いがかなり和らいだ気がしている.金谷健一 著「理数系のための技術英語練習帳」(共立出版)例えば,10.4の「重複の省略 の仕方」では,自分が今まで英文を書く経験の中で得てきた知識が見事に体系化 されており,本当に助かる.
いろいろ書いてみても,おそらく,冠詞や前置詞の細かい部分等をはじめ,霧が 晴れないような部分は残ると思うが,今後も少しずつ精進してみたい.そういう 過程で頼りになる本が増えたのは嬉しい.