金谷健一の略歴

略歴
昭和22年8月12日岡山県生まれ.
昭和38年3月岡山大学教育学部附属中学校卒業,
昭和41年3月岡山県立岡山操山高等学校卒業,
昭和47年3月東京大学工学部計数工学科(数理工学専修)卒業,
昭和54年3月同大学院博士課程修了.工学博士.
学位論文「内部構造をもつ連続体の力学:工学の諸問題への応用」.
昭和44年9月--昭和45年5月米国ケースウェスタンリザーブ大学留学(サンケイスカラシップ).
昭54年4月群馬大学助手,昭58年4月同助教授,昭63年4月同教授.
平成13年4月岡山大学教授.平成17年4月同大学院教授,平成25年3月同 退職,名誉教授.
この間,米国メリーランド大学(1985-1986, 1988-1989),デンマークコペンハーゲン大学(1988),英国オックスフォード大学(1991),フランス国立インリア研究所(1998),スイス連邦工科大学(2013),フランス東パリ大学(2014),スエーデンリンシェピング大学(2015),台湾国立師範大学(2019), 各客員研究員.

受賞等
昭和62年 情報処理学会 論文賞,
平成11年 電気通信普及財団賞(テレコムシステム技術賞),
平成14年 IEEEフェロー就任,
平成17年 船井情報科学振興賞,
平成17年 電子情報通信学会 論文賞
平成17年 電子情報通信学会 第2回情報・システムソサイエティ活動功労賞,
平成21年 2009年画像ビデオ技術環太平洋シンポジウム 最優秀論文賞,
平成21年 MVA 2009 Most Influential Paper over the Decade Award,
平成24年 岡山大学工学部 教育功労賞,
平成24年 第21回日本工学教育協会 著作賞
平成24年 電子情報通信学会 フェロー就任,
平成25年 情報処理学会 山下記念研究賞,
平成25年 岡山大学工学部 ベストティーチャ賞.
平成28年 IAPR(国際パターン認識国際連名)フェロー就任.
平成29年 電子情報通信学会 教育優秀賞

主著
``Group-Theoretical Methods in Image Understanding'', Springer, 1990,
``Geometric Computation for Machine Vision'', Oxford University Press, 1993,
``Statistical Optimization for Geometric Computation'', Elsevier Science, 1996,
``Understanding Geometric Algebra: Hamilton, Grassmann, and Clifford for Computer Vision and Graphics'', AK Peters/CRC Press, 2015,
``Ellipse Fitting for Computer Vision: Implementation and Applications'', Morgan & Claypool, 2016,
``Guide to 3D Vision Computation: Geometric Analysis and Implementation'', Springer, 2016,
``3D Rotations: Parameter Computation and Lie Algebra-based Optimization'', AK Peters/CRC Press, 2020,
「線形代数」講談社, 1987,
「画像理解」森北出版, 1990,
「空間データの数理」朝倉書店, 1995,
「形状CADと図形の数学」共立出版, 1998,
「これなら分かる応用数学教室:最小二乗法からウェーブレットまで」共立出版,2003,
「これなら分かる最適化数学:基礎原理から計算手法まで」共立出版, 2005,
「数値で学ぶ計算と解析」共立出版, 2010,
「理数系のための技術英語練習帳」共立出版, 2012,
「幾何学と代数系/Geometric Algebra:ハミルトン,グラスマン,クリフォー ド」 森北出版,2014,
「3次元コンピュータビジョン計算ハンドブック」森北出版, 2016,
「線形代数セミナー:射影,特異値分解,一般逆行列」共立出版, 2018,
「3次元回転:パラメータ計算とリー代数による最適化」 共立出版, 2019.

専門
連続体力学(弾性,塑性,流体)およびその粒状体力学(粉体工学,土質力 学)への応用から始まり,画像解析および画像からの三次元復元の数理的 手法へと移動し,コンピュータビジョンの統計的信頼性および最適化手法 の数理的解析の研究を行った.

学会
情報処理学会(正会員),電子情報通信学会(フェロー会員),IEEE (フェ ロー会員),学術英語学会(顧問).
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